住宅ローンで注文住宅を建てるなら、必ず控除の条件を知っておくべきです。住宅ローン控除は住宅ローンすべてに適用されると思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。確かにほとんどのマイホームに適用されますが、中には条件を満たしていないということで受けられない人がいます。こだわりの注文住宅を建てるのは良いですが、こだわりすぎて住宅ローン控除の適用外になってしまった、などということはないように気をつけたいところです。
住宅ローン控除とは、主に毎年年末時点のローン残高の1%を税金から控除する、というものです。長く継続している制度ですが、控除額や期間などは定期的に見直されます。優良住宅なら2%などと特例が設けられていることもありますので、必ず最新の情報を確認するようにしましょう。期間は10年であったり、15年であったりしますが、いずれにしてもかなり大きな額になります。
3000万円の1%なら30万円です。元金の1%ですが、最初はなかなか元金が減りませんので、30万円を10年受けられるとして300万円にもなります。適用条件はいろいろありますが、注文住宅で特に気をつけていただきたいのは、広さです。床面積が240平米以下、という条件があります。
広いほうが住みやすい、とそれ以上にしてしまうと、住宅ローンの控除を受けられなくなってしまいます。床面積240平米を超えるような住宅は贅沢とみなされます。年収が3000万円を超える人も控除を受けることができません。